新日本三景

新日本三景は1915年(大正4年)、日本の出版社である実業之日本社主催の全国投票で選出された名所である。
松島・天橋立・安芸の宮島のいわゆる日本三景をならって、新たに制定された日本を代表する美景地だ。
新日本三景は、選出されてからもうじき100年になろうとするが、認知度としては決して高いとは言えず、マイナーの領域は否めないのが現状だ。
しかし、四季や時間帯によって様々な表情を醸し出す景観は、本家・日本三景をも凌駕する美しい景色である。

大沼

大沼大沼は北海道亀田郡にある湖で、アイヌの呼称で「ポトロー(大きな湖)」と呼ばれている。
大沼の観光名所は、大沼公園・池田公園・流山温泉・銚子湖がメインとなるが、楽しみ方としてはやはり山々を背景に見る美しい湖であろう。
※ラムサール条約に登録
ラムサール条約とは、1971年2月2日にイランのラムサールという都市で採択された、湿地の保全を目的とした条約である。
ラムサール条約では特に水鳥の保護を目的としており、大沼がこの条約に要録された事の意味は大きい。

三保の松山

三保の松原と富士山
静岡県三島市にある景勝地(展望地・View point)
静岡市・駿河湾にわたって沿岸流や波浪によって運ばれた砂礫が、細長く堆積してできた地形である。
晴れた日には逆さ富士も見られ、山中湖などで見られる逆さ富士とは違った景色が堪能できる。

耶馬溪

耶馬溪大分県北西部・山国川上中流の渓谷
溶岩台地と粗粒物質を含む火砕岩でできた集塊岩の浸食によって形成された地形である。
中でも耶馬渓を代表する名勝である「競秀峰」は有名で、景観もみごとだ。
1818年には、頼山陽が描いた水墨画の代表作「耶馬渓図巻」によって、世に知らしめられた。